色違いってステキなことね

ビデオゲームで項目を立てることの、なんとアホらしいことか。だからポケモンで項目を立ててしまう。

サファイアにて、色違いズバット様の努力値を習熟させる。「こうげき」と「すばやさ」に252、「HP」に6。
ああオレよ、ググって調べたポケモン界のジャーゴンを使うまでになったか。ポケモン界に迎合していく様が、なんともステキだ。

テレビの巨人対広島を見ながら、マッスグマを、ジグザグマを、ライボルトを、作業として倒し続ける。
手元に用意した紙片に「すばやさ」と書き付け、ひたすらに線を増やしていく。
1本1本1本1本1本、正。1本1本1本1本1本、正。2本の線で丁、5本の線で正。

随分な数を正し続けていると、テレビの中ではカープの栗原がホームラン。テレビの前では小さくガッツポーズ。
ゲームボーイに手を戻してみるも、さっき倒したのはカウントしたんだっけ。

そんなわけで途中からは、かなりおざなりな集計にて進行し、獲得可能な努力値を取得しきったのであった。
予定した数値とのずれが生じていたら、栗原くんが悪い。

おざなりついでに、レベルも予定外。30まで育てるつもりが、気づけば31。経験値に対して注意を払うことは、すっかり忘れていた。
まあいいや。これも愛から生まれたこいつの個性だよ。
気づけばズバットは、ゴルバットを経てクロバットに。

こいつに個性を与えてくれたホームランに敬意を表し、名前をコイバットにでもしようかしら。