パーツ買ってしまう病
ちっちゃな頃って、六角ボールベアリングを買うだけでも、並々ならぬ覚悟が必要だったよね。
それが、今はどうだ。
ボールベアリングを買うくらいじゃ、全く迷わない。
先日、830ベアリングを買ってきた。
しばらく買っていなかったもので、このパーツの値段なんて忘れていた。その理由は単純明快。買ってからすぐ使わず、家に保管しておいて、折を見て使うためだ。
我が家の場合、パーツ掛け式のラックを壁に備え付けている。
ちょっと前に、ナックルブレイカーのローラーを9ミリから8ミリに換装したもので、壁掛のパーツ群から、未開封在庫が無くなっていた。
それを補充しようということで、模型店に行ったついでに購入。値段を見ないままカウンターに商品を載せてから、ようやくその値段に気づいた次第。
二個で700円もするんだよね、830って。
うろたえて取りやめることも無く、買うわけだが。
グレードアップパーツを買う理由が、とりあえず買うという勢いによるのは、ちょっと悲しいかもしれない。
どのパーツを使うか考えに考えて、予算の中から優先順位をつけて購入していた時代も、いまでは昔。
すぐに使うってんじゃない。使いたくなったときに使えるように、家に置いておくための購入。
パーツを使うために買っているというより、買うために使っている感じ。
ミニ四駆のパーツを手に取るたび、今も変わらず興奮しているわけだが、あの頃の興奮の思い出による部分が大きいのかもしれないな、と思った。
そんなミニ四駆ノスタルジー。
もっとも、そういった感情は建前として置いておき、心に響くものには、文字通りに桁違いの財力を発揮して、子どもとの差を見せつけてしまうわけだが。
必要かどうかが微妙でも、パーツを見ると買っちゃうわけだ。自分はコレクター派ではないと思うけど、それでも買っちゃう。
つい先日、スコーチャーjr.、バンキッシュjr.、グラスホッパーIIjr.のドレスアップステッカーを買っちゃったりして。
スコーチャーは100円で2枚、バンキッシュとグラスホッパーは未開封で50円。お得だ。
古いけど、プレミア扱いではない。そんな商品を買ったときの喜びは、小さな頃の感動にも負けないかもしれない。
ちなみに、グラスホッパーjr.の当時モノをプレ値で買わないことによって、コレクターじゃないとささやかにアピールしたり。
わりと安いとは気づきながらも。
そんな感じで、ダメな大人的返り咲きレーサーの道をまっしぐら。
マシンは完成しないのに、パーツはじわじわ増え続けている。
ミニ四駆PROのシャーシに載せるため、レーサーミニ四駆のあのボディやあのボディをゴリゴリと削りーの、モリモリっと補充しーので工作していますが。
さあ、みんなで地平を目指そうじゃないの。