携帯電話から書くと淡白な文だな

目が覚めるなり時計を見れば、針は9時を回っている。スーパーヒーロータイムが終わっているじゃないか。そのままふて寝に移行という、最悪の部類に入る午前中をすごす。
ブレイドはともかく、デカレンを見そびれるとは思わなんだ。
仕切り直しの朝食として、一晩寝かされたカレーでブランチ。ベタなメニューながら美味と感じるのは、子ども舌のアドバンテージだな。
広島戦の野球中継を基本としながら競馬中継も平行して見る、日曜日の理想とでもいうべきザッピング生活。
嶋の三安打とキングカメハメハのバカ勝ちを確認。歴代ダービー馬の一覧を見て、ナリタブライアンは10年前の勝ち馬であると気付く。そりゃあオレも、歳を取って当然かもしれない。カメハメハの勝ちは予想通りだが、ここまで圧倒してしまっていいものなのか、などと思いながら携帯電話の上で親指を躍らせる地下鉄車中。はす向かい席のおっさんが高橋克実に似ているのが、気になって気になって仕方ない。
そして今から、柳家花緑師匠の落語会。
平和だ。実に平和な日曜だ。平和は楽しいが、平和は退屈で話題に欠ける。