ミクロマンTシャツ欲しい
窓の外からは激しい雨音。もう、梅雨ですってよ。
もう6月ってことにはあまり驚かないんだが、来月は7月ってことには、大いに驚かされる。
7月っていったら、もろに夏じゃねえか。
夏といったら、毎日Tシャツを着放題の季節だ。
そんなわけで、ごそっとTシャツが欲しいなあと思うのである。
先月発売された、ミクロマンのコラボTシャツが欲しい。欲しがるタイミングとしては、明らかに遅いんだが。
なんだか、オンボードショップ限定発売とかで。
これって、まだ売っているものなんだろうか。自分はおもちゃコレクターの端くれであるからして、限定という言葉がついているのを見ると、店からすぐ消えるイメージがわいてしまうのだよ。
しかもこれって実際に、ミクロマンがついているわけだろう。どうなんだろうな。
おもちゃには、「オサレおもちゃ」とでも言うべきジャンルがあるわけじゃない。この言葉は即興で作ったものだが、概念としてはわかるんじゃないかと。
こういった動きがあると、ミクロマンもオサレおもちゃになるのかな、と感じる。
なんというか、コラボレーションという言葉がやたら馴染んでいたり、スニーカーと一緒に買われていくようなのを指して、オサレおもちゃ。
古着と一緒にスポーンが並んでいるとか、キューブリックがアメリカのコーラ自販機あたりの上に陳列されているとか。そういうの、あるじゃない。
朝からトイザらスに並んで開幕ダッシュで買い占めました、なんて人と、エイプに朝から並んで靴買っちゃいます、なんて人は、本質的に同じなんだろうが、やっぱ違う。
オサレおもちゃは、後者なんだよな。
でも近年のミクロマンは、やっぱり前者なんだよ。「トイザらスオンラインで、速攻にてマテリアルフォースをゲット!」とか。
前者は、自分の趣味を隠れながらも誇示したい。後者は、それを堂々と誇示したい。そんなところか。
自分はオタな趣味もちであることを隠蔽しようとしつつも、それが凝縮された部屋の写真は見せたがる人とか、しばしば見るよね。
オレの場合は、両方にまたがったこうもり人間で。とっても都合のいい答えであるのは、百も承知だが。趣味がごった煮であるがため、ここらのボーダーがぐちゃぐちゃなんだな。
でも、自分はミクロマンコレクターではないとはいえ、ミクロマンが「オサレ道具」になってしまうかと考えると、都合いいところだけ持っていきやがって、という気分になる。
全体に対して嗜好している趣味の、オイシイ部分だけ持っていかれてしまうってのは、やっぱり気分がいいものではない。
「赤ゴジラ・嶋」として広島が注目されるのはいいけど、嶋を好きな選手といいつつ、巨人の選手しか知らないヤツとか、やっぱムカつくじゃない。
村上隆って人は、そんな負の感情を、一般層からもオタク層から受けまくっているんだろうな。
なんとも、オイシイ人だなあ。
何の話だっけか。わからなくなっちまったぞ。
話を戻すと、ミクロマンTシャツが欲しいのよ。
近場に行った時にでも、覗いてみるか。