デイ・アフター・トゥモロー

その後は映画館に移動。時間がちょうど合った、デイ・アフター・トゥモローを鑑賞。

画面効果の作りこみへのやりすぎ感で、感動や驚きよりも、笑ってしまいそうになる。
そこにパニックムービーでお馴染み、「超人としかいえない主人公です!」「ピンチをギリギリのタイミングで切り抜け放題です!」「余計なことをして事態をややこしくします!」なんてところが折り重なって、凄いことになってます。
地獄に弱り目に泣きっ面にたたり目に蜂ってくらいに、凄まじいピンチがこれでもかと連発大会。

序盤に日本が登場するのだが、意外とまともな日本であることにガッカリ。東京8:香港2くらい。
なぜか、テロップが東京都千代田区なのは笑った。もちろん、心の中で。
ちょっぴりしゃべりが微妙なのは、中国人だからなのか下手な役者だからなのかは不明。たぶん両方。

中盤は、序盤の地味ながらやたらと協調された伏線を、どうにも強引に消化。狼、確かに檻から逃げてたけども。壁がぶち破れてもしくは、壁をぶち破って。この映画の強引解釈ぶりから行けば、是非とも狼が自主的に破っていたのであって欲しい。
序盤から描かれた主人公の超人ぶりも、吹雪の中に出てこそ、K点越え連発となってくる。
一般人が吹雪の中で息絶えていく環境の中、「ファイト一発」を二発三発と連発。脅威のピッケル使いです。

終盤にうやむやに移行し、なんだかサッパリ解決になってない力技エンディングになります。
結局のところ、全体が力技という、凄まじい映画なのでした。

環境問題への警鐘って意味じゃ、大いに正しい説教臭さを伴ったエンディングといえるのだろうが。
まあ、面白かったですよ。あはは、アメ公がやることはスゲーや、って感じで。