映画感想のはずだったんだけど、中学の思い出話

最近の自分は、90年代前半ブームなのです。

考えてもみれば、昨日分の『バーコードファイター』も、12日分の『真・女神転生』もその頃だ。
たびたび『Gガンダム』を見返してみたり、しつこく『ロマサガ』をやり続けてみたりと、あの時期に触れた作品群は、その分野を問わず、ことあるごとに触れ続けている。
なのに、中学生頃の記憶そのものは、自分の人生の中でも最も希薄だ。どんなことを経験して、どう時間を費やして、どう感じていたのか、いまいち印象が薄い。

時と共に記憶が風化するのは当然の理だが、むしろ小学生の頃に感じたことは、多数を思い出すのだ。
自分に対していくつかの信条を定めた記憶や、自分の国語力なり文章構成力の限界を見通してしまい悲しくなったことなど、ポジティブからネガティブまで、いろいろと今でも引っ張っている。文章にしてみると、やたら大人びて見えるけど、周辺の状況を頭の奥から手繰りよせれば、確かに小学生の記憶だ。

中学時でしっかり覚えている数少ない記憶は、問題集を前にして頭をひねる友人から「"∴"って記号はどういう意味?」と聞かれた時に、「それは茶畑だ」と、数学の質問をしてきた友人に対し地図記号を教えてしまうという、激しくずれた答えをしてしまったことくらいだ。

ここまで書いたのは、今日書きたかったことの前置きのはずだったんだけども、時計を見たら、驚くべき時間になっていることと、オチっぽい展開になったことを自分への言い訳として設定し、筆をおく。