はてなプロ野球’04 7月21日の広島東洋カープ

後半戦になって、初の野球場での観戦。

先発投手発表で小山田の名前がコールされ、盛り上がりつつも困った表情に支配されるレフトスタンド。カープは誰が先発するかさえもファンタジー

我がレプリカユニでもある、ごひいきの東出輝裕が久々のスタメンなのは嬉しいが、その時点でラロッカが欠場だとわかるのは悲しい。

三塁側ブルペンでは、序盤からリリーフ陣が投球練習。小山田に代打を出す気満々のカープベンチ。
そんな状態でも、あれよあれよとヤクルト打線を抑え、失点はラミレスのソロだけでしのいでしまう小山田。

一方のカープ打線も花火大会。先制点となる前田様のソロから始まり、相手のミスに乗じた得点で勝ち越し、東出、シーツ、緒方のホームランでコテンパンに。
東出のホームランを生で見るのは、何年ぶりだろう。レフトスタンドは異常に盛り上がっていたぞ。でも、外野フライを量産するくらいなら転がしてくれ。頼む。

守備で登場の木村拓也。やっぱり人気者の登場は、客が盛り上がる。
しかもヒットで出塁し、緒方のツーランに繋がる。さすが、どうでもいい時にやたらと打つイメージのある拓也。
結果として、同時に登板した天野の存在感が薄いぞ。背中が悲しい

最終回にはワトソンが登板。投球練習もしていたし、永川の登板かと思ったが。
そのワトソン、ダイナミックなフォームから、特に速いって表現するほどではない直球を連発。いかにもカープの助っ人っぽいよ。
しかし、サクサクと築く空振りの山。実は、ワトソンの引退試合なのかってくらいに。
来期はデイビー次第か。そんな不遇の立場でも腐らずに頑張っていただきたい。

そんなわけで、連敗ムードを吹き飛ばす快勝。

気になったことは、なんたってラロッカ。移動日も挟むことだし、無事であってほしい。
そして、最終打席の前田様。内野ゴロで凡退時に、明らかに不満な足取りで、フェアゾーンのど真ん中を歩いてベンチに帰る前田様。
そしてベンチに入ると同時に、芝の上を跳ねるメット。今に始まったことではないが、凄みがある。
あわててメットを拾うボールボーイが、ちょっと可愛いぞ。

幸先の悪い後半戦スタートとなったカープだが、気分的には払拭できた。後は、数字の上でも払拭するのみ。
暑い夏、鯉の季節をもう一度。