マッハ!!!!!!!!も見てきた

これはすごい。すごすぎる。ムエタイを発揮しすぎ。映画の大部分が、やりすぎと言えるくらいのアクションを連発。
逃げて追っかけて戦ってという、アクション映画としての重要な要素を、キッチリと押さえている。
だからといって、スジもしっかり整っていて、バランスがいい。

バイクチェイスで走行する高架道路は、もちろん途中で途切れている。港にはなぜかジャンプ台があり、もちろんバイクで突っ込む。
やっぱり、キッチリ押さえているよね。

最後の幕切れは、盛り上がるだけ盛り上がって、あっさりと終わる。唐突に、尻切れで終わるということではなく。
これはこの映画のスタイルなのか、タイ映画のスタイルなのかは、不勉強なものでよくわからん。

全編を通して気になるのは、師匠からムエタイを使わないように厳命されていた主人公のティンが、いざ一回戦った後は、必要以上にムエタイの奥義を見せまくってくれること。
本当にそれでいいのか?

もっとも、ムエタイをまったく使わなかったら、映画として困るんだが。キャッチコピーで、「CGを使いません、ムエタイを使います」と明言しているわけで。

今回は吹き替え版での観賞だったので、字幕版でもう一回観たいところ。
英語なら字幕がなくてもわかるが、タイ語ってどうなんだろう。絶対にわからないよな。