落語家の生活

箇条書き。

後輩Sから、脚本を書いたので感想をほしい、との連絡。時間を合わせて落ち合い、内容について話す。
なかなかよいコメディと思うが、逆さオチでありながら前半と後半の流れが分断していると感じられるのはもったいない、なんてアドバイスをする。
オレ自身は作品をさっぱり書いていないのにも関わらず、やたらに偉そう。
口だけじゃあまずかろうということで、短編小説の一つでも書きますよ、と口約束。やっぱり口なのか。
口じゃなくて文字にしろ、ということで、ここに自分へ覚書。今月は小説を書きます。

彼は小説も平行して書いていて、論文の体裁で「うそちく」を150枚にわたって書いたものを、締め切りがちょうどよかったということで文藝春秋の懸賞に出したらしい。
サッと聞いただけでもなかなか面白そうで、そっちを読みたい。

後輩Iから、さる落語家に入門の確約をもらってきたとの報告。
何人かで門出を祝うとのことで、合流。
懐が寂しいのだが、「naochangとゆかいな後輩たち」が揃うのは、実に珍しいことなので。

その面子の中の一人、後輩Tもまた噺家。前座なのだが、やたらと景気のいい話。
師匠のご贔屓である社長さんから気に入ってもらったらしく、高級寿司店で好きなものを食べろと勧められた話など。
高座に上がるようになって、小銭稼ぎが順調とのこと。
今は彼女含め三股生活をしており、風俗嬢払いで風俗店に行っているそうな。でも、それじゃヒモみたいで嫌だから、半分の料金を払っているらしい。
でも、しばしば食事に行っておごってもらうってのは、立派にヒモだ。

本の中に住んでいる芸人みたいですごいぞ。お前、男の中の男だよ。

その後、マンガを実写映画化した場合のキャストについて話し合うという、わかりやすい酔っ払いモードに移行。
のび太のパパ→萩原流行」という主張で、妙に笑いを取れた。
これは組み合わせが絶妙というよりも、萩原流行というフレーズが、そこはかとない面白さをたたえているだけという気がする。
途中からは、なんとなく口にしたい名前を出すだけの会に。
ヤムチャモーガン・フリーマン」「ケンイチ氏→ヨン様」とか、ただ言いたいだけ。
ジェンキンス氏とかチャンプア・ゲッソンリットとか、言葉の感じが面白いだけ。
でも後輩Sの「鶴仙人三遊亭円丈」には笑ったけども。

その後、カラオケに行ったら終電がなくなり、後輩Tに泊めてもらう。
深夜に押し黙って見仏記のDVDを見ている画は、かなりシュールだ。